Event Log 13

みこみきお初個展 「Twinkle Twinkle Color」

「Twinkle Twinkle Color」概要

開催期間:
2020年9月25日(金)~ 2020年9月27日(日)

開催場所: Design Festa Gallery west 1-A

初個展テーマ:ちょっと不思議で可愛い世界をみて、知って、楽しんで。

イラスト作家活動を始めてから4年目、初個展「Twinkle Twinkle Color」を開催しました。

ギャラリーを予約した日から会期の最終日まで、ドキドキしながらもワクワクした日々でした。

コロナ禍で大変な世の中になっている現状で開催できるのか、していいのかという迷いはありましたが、幸いにも期間中は状況が少し落ち着いてきたところだったので、予定通りに開催しました。

外出を控えていた方や、遠方の方にも展覧会の様子を届けられたらいいなと思い、期間中にライブ配信もやりました。

大変な中でも来てくださった方、みてくださった方がいて、やって良かったと心から思える展覧会でした。

きっと、世界に一つだけの素敵な私の展覧会だったと思います。

「ちょっと不思議で可愛い世界をみて、知って、楽しんで。」

そのキャッチフレーズが展示テーマ・コンセプトでした。

"みこみきお" の作品の中にある、可愛さやときめきなどが伝わったらいいなという想いと、作家と作品を知って覚えていただけたらいいなという気持ちの二つの想いを込めました。

見どころは、もう全体的にみて!という想いでした。

その中でもやっぱり、私の描きたいテーマ「ネオン ─青とピンクの世界─」をイラスト作品群と壁面装飾で表現した部分が一番みて欲しいところでした。

一番見どころの壁面を、青系の色とピンク色で飾ったので、全体の装飾や額縁、小物も色を合わせてまとめました。

みに来てくださった方々から「可愛い」「優しく穏やかな気持ちになる」などの感想をいただけて、こんなに嬉しくて、感動的なことがあるなんて、と心ときめく思いでした。

可愛くて、ゆらゆらと浮かぶような穏やかさ、心地よさを感じていただけたのなら幸いです。

ときめきと、夢心地な、ちょっと不思議で可愛い世界をスペース全体で表現したかったので、伝わっていたのならとても良かったなと思っています。

「浮遊」という作品から意識し始めたモチーフ、クラゲさんとピンク色の子を今回はメインに置きました。

初めはふたりのキャラクターも世界観も見えていないまま、よくわからず描いていました。

よくわからないというか、なんとなく何かがあるけど画面や言葉で表せない感じでした。

それがもやもやして、もっとこのふたりのことを知りたくなってきたのです。

「浮遊」
左がクラゲさん、右がピンク色の子

私は「浮遊」を発表する前に、初めて出展した展覧会「ピンク展」で「ネオン」という作品を発表していました。

ピンク色と水色の世界に、クラゲと女の子が描かれている作品です。

この絵はこの絵で完結としましたが、本当はこの絵からが始まりな気がします。

ピンク展で発表した作品「ネオン」

どうしてこの作品に「ネオン」という題名を付けたのか、ずっと自分でも不思議でした。

ですが、同じモチーフを描き続けているうちに、ある日ふと、「ネオン」はこのピンク色の子のことなんだ、という解釈が浮かんだのです。

それから、ふたりのキャラクターや世界観が少しずつ見えてきて、もっといろいろ描きたくなりました。

そんな背景もあり、今回集中的に制作しました。

「Twinkle Twinkle Color」のテーマに、皆さんに私の作品を知って欲しい、という想いを一つ込めました。

けれど本当は、私自身に、みこみきおの作品をもっと知って欲しいという意味もあった気もするのです。

それはもしかしたら、作品を描いて、展示することを通して、私が私自身を知っていくために決めたテーマだったのかもしれません。

初めて個展を開いて、改めて私にとって描くことと発表することはとても大切なことだと思いました。

私の心の内には何があるのだろう、私は五感を通して、何を感じ、何を想い、何を考え、何を描きたいのだろう。

今の私は何を表現したいのだろう。

それを問い、考えるとき、私は絵を描くのだと思います。

しかしそれは時に、自分を外界から閉じこめてしまうとも思うのです。

とても広く暗い海底を彷徨っているような自分の内を、面と向かって誰かに話すことができたなら。

絵になら、絵を展示したら、今リアルに打ち明けられるだろうか。

きっとそんな想いもあって「Twinkle Twinkle Color」というところを作ったのかもしれません。

閉じこもりがちな私自身を、放っておいていかないように。

忘れてはならないのは、私がここまで絵を描くことを続けられたのは、私ひとりの力ではないことです。

ずっと、私の作品をみてくれて、応援してくれる人たちがいます。家族が見守ってくれて、友人たちが支えてくれて、遠く離れた誰かが励ましてくれています。

今回初めて個展をやってみて、心ときめく感動的な出会いは、様々な人との関わりの中にもある、とより一層思えました。

皆さんがいるから、私は私の世界に閉じこもらずにいられるのです。

「Twinkle Twinkle Color」を開催できたのです。

次の今を描いたとき、閉じこもりそうになったとき、私はまた個展をやりたくなるでしょう。

これからも、ずっと何かを探し彷徨いながら、その時見つけた想いやときめきを大切にして絵を描き続けたいです。

最後に、みこみきお初個展「Twinkle Twinkle Color」にお越しくださった皆様、ギャラリースタッフ様、協力・応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。