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ぎゃらりぃ あと公募展 「甘い夢に落ちる」

「甘い夢に落ちる」概要

開催期間:
2021年3月17日(水)〜2021年3月29日(月)

開催場所:大阪 ぎゃらりぃあと店頭・HP

展覧会テーマ:恋

今回は関東を飛び出して大阪で作品展示をしました。

東京・神奈川以外の場所での作品展示に挑戦したい。

普段描かないテーマに挑戦したい。

そんな意気込みで参加した展覧会でした。

今回お世話になったギャラリーは大阪にある、ぎゃらりぃあとさんです。

ぎゃらりぃあとさんはコミックアートに特化したギャラリーで、毎回想像力を掻き立てる素敵なテーマ・タイトルの展覧会を開催しています。

あとさんは以前から存じており、実はいつか展示したいと思っていた憧れの場所でもありました。

今回は「恋」というテーマ、展覧会タイトル「甘い夢に落ちる」、そして春の開催期間です。

向き合ったことがなかったテーマと可愛らしく夢心地なタイトルに、ときめきとイメージがふくらんでいきました。

大阪のギャラリーでの作品展示に、「恋」というテーマでの作品制作に、挑戦しました。

「甘い夢に落ちる」は、現地に足を運べなくても、ネット上で展覧会を楽しめるようにHPやTwitter等、またツイキャス配信で作品や展示風景をみることができました。

私は遠方なのと、コロナ禍ということもあり、ネット上で楽しみました。

けれど、画面越しでみるほど現地に、あとさんに行きたい気持ちになっていきました。

憧れのギャラリーに展示されている自分の作品をみたかったです。

それに、会場の雰囲気などは行かないと感じることができないのも寂しいですね。

前回のピカレスクギャラリーさんもそうでしたが、展覧会をネット上、特に動画やライブ配信を使ってみることができるのは、良いなぁ、ありがたいなぁと思います。

これからもっと増えていくのかなぁと思う今日この頃です。

私の作品の展示風景(あとさんが送ってくださいました)

「恋」というテーマの展覧会「甘い夢に落ちる」

向き合って描いたことがない、表現したことがないテーマですが、「恋」についてはときどき考えます。

でも、近いようで遠くて、なんだかよくわからない。

たぶん、概念的なことはわからないので、私は「どんな気持ちが恋だろう?」というように考えている気がします。

だけど、どうにも私が「恋」と聞いて浮かぶ気持ちは、甘くてきゅんとしてときめくばかりではなくて、苦くてやるせなくて、感情に振り回されるような不思議な感覚もつきまとってくるのです。

様々な角度にあるどの気持ちを切り取ろうか、まず悩みました。

切り取った気持ちをどうやって絵で喩えよう、一枚の紙にどうやって表現したら良いのか、悩みました。

そうして完成した作品「夢だったと思いたい」は、きっと恋の終わりの、モヤモヤ絡まりながらも醒めていく感情(気持ち)を丁寧に描きたかったのかもしれません。

なんだったんだろう、夢だったって思いたい。

その感情の動きを追うような一枚を描こうとして、漫画の画面が思いつき、コマを追うごとに引きの構図にしてみました。

個人的にはイメージを上手く表現できたかなと思っています。

展示した「夢だったと思いたい」

今回の展示で、向き合ってこなかったテーマの作品制作に挑戦した結果、「甘い夢に落ちる」というタイトルなのに夢から醒めたような作品を描いてしまったと後から思いました。

考えすぎるとどうしても暗くネガティブになりがちなので気をつけたいですね……。

作品は全部で三つ展示したのですが、みてくれた人は、それぞれから「恋」を感じてもらえただろうか、と思っています。

自分が描いた作品から、ちょこっとでも、私の想いとは全然違っても、なにかを感じていただけたら嬉しいです。

悩み考え挑戦した大阪進出、反省点もありつつも、やって良かったと思っています。

次に遠方で展示するときは、現地に行くつもりで計画を立てられたらいいなぁ……なんて。

なるべく自分の参加した展覧会に行きたいと思うタイプです。

最後に、「甘い夢に落ちる」をご覧くださった皆様、ギャラリースタッフの皆様、他の作家様方、本当にありがとうございました。