AAAギャラリー企画展「空想ユートピア ～いのちの地球～ 展Ⅱ」

今回は、いのちの息吹を感じるような展覧会のタイトルだなと思ったので、生き物や自然が息吹く空想世界の物語がテーマと考えました。

私が展示した作品は、今思うと地上の世界と水中の世界の作品のふたつだったなぁと思います。

二点の内のひとつは新作「流動」です。この作品は、描き続けていきたいモチーフである、クラゲさんとピンクの子を意識して描きました。

でも、自分の中ではなんかちょっと違うなと感じているので、描き直したいです。

それでも、伝えたいことは込めて描けたのではないかと思っていますが、どうなのだろう……。

触れること、感じること、相手の息づかい、自分の呼吸、生きていること……そんなことを想いながら描きました。

なんだか、とても大事なテーマのような気がします。

そして、自分が描きたいもののような気がして、どうしてもクラゲさんとピンクの子の作品をなにか描きたくなりました。

だから、もうちょっと、丁寧に描きたいなと思っています。

展覧会の雰囲気も、作家さんそれぞれの作品から生命力を感じることができたり、あたたかくてやさしい気持ちに包まれるような空間で素敵でした。

作品を鑑賞したとき、描かれているモチーフやテーマなどから、自分なりに感じとったことが自身のインスピレーションに繋がることは少なからずあるのではないかと思います。

それと共に、作品そのものが持つ、そこに込められた作者のエネルギーのようなものも、とても刺激的で力強さを私は感じます。

きっとそれは、その作品を目の前でみている自分自身そのものの生きるちからとなっていくのではないでしょうか。

色々な人や生き物に自然、それに物事などから影響を受けて私は私としてこの地球を生きているのでしょう。

私も、自分の作品で描いた想いが、誰かに届いて何かのちからになれたら幸せだなぁ……

なんて大層なこと言えるように、地道に頑張っていきます。

最後に、空想ユートピア展にお越しくださった皆様、ギャラリースタッフの皆様、他の作家様方、本当にありがとうございました。